苔は自然の中に探しに行かなくとも様々な場所で見かけることができます。
しかし街中に生える苔と山の中に生える苔では種類が違いそれぞれに特徴や魅力があるものです。そんな生息地の違いによる苔の違いについてご紹介いたします。
街中の苔の特徴と種類
街中に生える苔の特徴といえば乾燥に強い事です。
街中は山の中と違い多くの木々に囲まれているわけではありませんし、湿度を一定に保てるわけでもありません。
よって暑い夏になれば暑さと乾燥との戦いにもなります。
そんな環境でも生き抜くことができる苔だけが街中でも増えることができます。
見た目の特徴としては短めで密集したコロニー形成をしています。
一枚一枚の葉が小さく種類の判別が難しいもの街中に生える苔の特徴ともいえます。
山や森林の苔の特徴と種類
山の中に生える苔にも種類の判別が難しいものも多数ありますが、街中と違い、種類が豊富な上に大きく特徴的な形をした苔もありますので初心者でも種類の判別がしやすいでしょう。
苔盆栽や苔玉に用いられる多くの苔は山の中や森林など湿度が高めの場所に生える苔でもあります。
山の中や森林に生える苔にはシノブゴケやホソバオキナゴケ、コウヤノマンネングサ、ヒノキゴケなど数え上げたらきりがありません。
山の中や渓流に苔の魅力を探しに行く
苔の魅力も様々でどのような苔に魅力を感じるかは人それぞれ違うでしょうが、渓流の脇に群落を作っていた苔や林の中の木漏れ日にキラキラした姿を見せていた苔に魅せられた人は多いものです。
逆に街中の道路脇にひっそりと生えているギンゴケに魅せられて苔育成を始めたという人はそんなには多くないようです。
このように苔と一言で言っても育つ環境によってそこに生息する苔には大きな違いがあり、その環境ごとにそこに生える苔を観察するのも楽しいものなのです。
街中の苔達が魅力的ではないと言っている訳ではありませんが、ちょっと足を伸ばして自然の多い場所で苔探索をしてみるときっと素敵な苔に出会えるはずです。
どうしても身近に苔採取できる場所がない。苔を採取したいけれど行く時間がない方には通販でも販売されています。
苔採取についてまとめましたので合わせてご覧ください