苔玉の作り方と管理

苔玉が枯れる・カビが生える・茶色くなるそれぞれの原因

2020年12月28日

苔玉が枯れる・カビが生える・茶色くなるそれぞれの原因

苔玉の枯れ

 

「苔玉が枯れる」、「カビが生える」、「茶色くなる」そんな苔玉のトラブルについてご紹介します。

苔玉は初めて育てるとうまく育たないことが多いことから苔玉の長期育成は難しいと思われがちなものです。

なぜ苔玉がうまく育たないのか?

それは苔が持ち合わせる苔特有の特徴を知らないからかもしれません。

苔の特徴を理解して苔玉に合わせた世話をすることで綺麗な苔玉を長期的に維持できるようになります。

 

苔玉が枯れる症状と原因

苔玉の育成はそれほど難しいものではありませんが、意外と失敗も多いようです。

その理由は飾っておくだけで苔玉はいつまでも綺麗なモスグリーン色を保ってくれると思っている人が多いからかもしれません。

置物のような管理=育てていない。

さすがにこのような状態では苔玉でさえ枯れてしまうこともあります。

ただ、苔は意外と丈夫なもので枯れたように見えても枯れていないこともあります。

本当に枯れてしまっているのか症状と苔玉が置かれている環境から確認してみましょう。

どのような状態をみて枯れてしまったと感じるのか

・パサパサになって乾燥してしまった。

・茶色くなって色合いが悪い。

・黒くなって溶けたように見える。

・カビが生えてきている。

このように苔玉が枯れてしまったと感じるケースにもいろいろあります。

まず初めのパサパサになって乾燥してしまった状態の苔玉は枯れてはおらず回復します。

流石に何年も乾燥した状態で放置したようなものは別の話となりますが・・・。

苔玉が乾燥してしまった状態を見かけたらすぐに水をあげたくなる気持ちはわかりますが、まずは苔玉が置かれている場所の気温を確認してください。

冬の屋外などに置かれている場合には水を与えることによって苔やそこに植えられている植物の根が痛んでしまうことがあります。

ましてやこれから夜を迎える夕方などに水やりをしてしまうのは問題です。

苔はある程度の乾燥状態には耐えることができますので暖かい日中に水を与えるようにしましょう。

夏の暑い時間帯にも苔が乾燥してしまうことがありますが、夏の日中に水やりをすると苔が蒸れて枯れてしまうこともありますので気温が高い時期の水やりにも注意が必要です。

苔は乾燥してパサパサになる時期があってもさほど問題ありませんが、適切な水やり方法をマスターしておくことで乾燥による苔玉の枯れは防ぐことができます。

苔玉が茶色くなる

苔玉の枯れ

 

次に苔玉が茶色くなって色合いが悪い状態ですが、これは苔の光合成がしっかりできていない可能性が極めて高いと言えます。

苔が光合成をできていない状態とは光の不足や水の不足、気温の低下などが考えられます。

自然の苔を見てもわかるように気温が低い冬などは苔の色合いが悪くなるものです。

気温が低い時期はそのままの状態で暖かくなるの待つか室内に取り入れ暖かい窓辺などで育てるようにしましょう。

トイレや廊下などに置かれた苔玉によくあるのが光の不足です。

苔も植物ですので光合成ができるように一日数時間は屋外で日光浴をさせてあげるか植物育成用ライトを使用して光の確保をしてあげるようにすると光合成が活発になります。

水の不足とは先に述べました乾燥状態です。

植物は二酸化炭素と水を使用して光合成を行うため乾燥状態では光合成は行えません。

特に苔はその性質上乾燥しやすいものですのでこまめな水やりをしてあげましょう。

苔玉の下の方の苔が茶色くなることがありますが、これは苔玉の置き方に関係しています。

苔玉を吊るして育てていれば下の方の苔も光合成を行えますが、器などに置いてある場合には苔玉の下の部分はどうしても光が当たらないため茶色くなってしまうものです。

あまり深い器に入れず浅めのお皿にビー玉などを敷いて、その上に苔玉を置くようなスタイルにすると下の方まで光が差し込みやすくなります。

苔玉が黒くなって溶けたように見える

苔玉が黒くなって溶けたように見える状態は明らかに苔が死んでしまっています。

高温多湿による蒸れなどでまさしく「蒸し上がってしまった状態」のものは再生不可能です。

また苔玉を深めの器に入れて水を張って育てている人もいますが、そのような腰水の状態が長く続くと水に浸かっている部分の苔が黒くなってしまうことがあります。

苔は水中で育つものではなく水上で育つものですので水に沈めるような育て方はあまりお勧めできません。

黒くなってしまった部分は復活しませんので新しい苔に張り替えましょう。

苔玉にカビが生える

高温多湿で風通しが悪い環境では苔玉の表面にカビが生えることがあります。

1年を通して特に梅雨時期は注意が必要です。

カビが生えてしまった苔玉は屋外の風通しの良い場所に置き乾燥させます。

この時強い直射日光が当たる場所には置かずに半日蔭の風通しの良い場所に置くことが理想です。

苔は数日であれば乾燥状態にしても枯れることはありません。

早期発見であれば乾燥させることでカビは抑えられますが、なかなか無くならない場合には薄めた木酢液でカビを拭き取るように落としましょう。

あまりにもカビの発生範囲が広い場合には新たな苔で巻き直しを行う必要もあります。

苔玉にカビを生やさないようにするには

・空気の流れのないような場所に置かない。

・定期的に日光に当てて殺菌する。

・肥料の与えすぎによる富栄養化にしない。

苔玉に虫がつく

苔玉の枯れやカビなどとは違いますが、苔玉に虫がつくこともあります。

苔玉に植えてある植物を元気に育てようと有機肥料を与えると栄養価が高くなり、コバエなどがよってくることがあります。

また肥料を与えていなくても植物が根腐れなどを起こしているときもコバエが集まることがあります。

肥料を与えていないにも関わらず虫が寄ってくる時には根腐れを疑ってみると良いかもしれません。

水の与え過ぎや高温多湿の環境に長期間置いていると根が痛んでしまうこともあります。

苔玉の枯れや変色などのトラブルまとめ

・苔玉は置いておくだけでは育たないので枯れてしまう。

・パサパサになって乾燥している状態は苔の枯れではない。

・苔玉が茶色くなっている時は光合成不足の可能性が高い。

・苔玉は季節と気温の変化によって色合いが変わる。

・苔玉が黒く溶けたようになってしまったら復活しない。

・空気の流れが無い所に長期間苔玉を置いておくとカビがはえる。

・苔玉は乾燥気味に育てることと適度な日光浴をすることでトラブルが少なくなる。

 

今回は苔玉の枯れや変色・カビについてご紹介しました。皆様の苔玉育成の参考にしていただけると幸いです。

 

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