ホウオウゴケの好む環境と育て方 水中でも育つ魅力的な苔

2019年10月12日

※この記事では広告を表示しています。

ホウオウゴケ

ホウオウゴケの仲間は日本国内だけでも40種以上が知られており、ホウオウゴケの仲間全てを肉眼で識別することは難しいですが、外見的特徴からホウオウゴケの仲間であることを識別することは容易なはずです。

ホウオウゴケの特徴と好む環境

水辺に生えるホウオウゴケ

ホウオウゴケ特有の特徴は左右2列に葉が並び、伝説の鳥 鳳凰の尾羽を思わせるような風貌をしています。

ホウオウゴケの葉の緑は多細胞層になり、ルーペでは少し暗く見えるのがわかりやすい特徴でもあります。

ホウオウゴケの仲間の中でもこのホウオウゴケは特に湿度の高い場所を好むため、沢沿いなどの湿った薄暗い場所を好み、大きな群落を作ることもあります。

ホウオウゴケの拡大写真
ホウオウゴケの拡大写真

ホウオウゴケの育て方と増やし方

ホウオウゴケは常に水しぶきがかかるような環境を好むので常に湿度の保てる育成環境で育てるようにしましょう。

オープン的な苔盆栽などよりも小瓶などの苔ボトルや苔テラリウム、アクアテラリウムなどに向いている苔と言えるでしょう。

湿度と夏場の高温による蒸れさえ気を付ければ室内でも育成は容易な苔です。

天気のいい日などにカーテン越しの朝日などに当ててあげる程度の光量でも元気に育つ苔です。

ホウオウゴケの水中化

苔の仲間には水上の環境意外にも水中の環境に適応できるものが多く、ホウオウゴケも水中化が可能な苔です。

ホウオウゴケの水中化に対して特に難しいことはありませんので苔テラリウムやアクアリウムのレイアウトとして用いることができます。

苔の水中化の注意点としては水中でも光合成ができるように明るい照明を用いることと富栄養化による藻の付着に気をつけることです。

アクアリウムにおける「水草の仲間」としても何種類かの苔が利用されています。

その代表がウォーターフェザーやウィローモスなどでしょう。

これらの苔はわざわざ水中化させる必要もなくもともと水中で育成されたものが販売されていますので水中化に失敗することもありません。

-育てやすい苔の種類
-