白くなるのは枯れ!?ホソバオキナゴケの特徴と育て方・増やし方

2019年10月10日

ホソバオキナゴケの好む環境と育て方

ホソバオキナゴケ

苔盆栽などにも利用されるホソバオキナゴケの好む環境と特徴、育て方についてご紹介いたします。

 

 

ホソバオキナゴケの好む環境と特徴

ホソバオキナゴケはホソバシラガゴケや山苔などとも呼ばれる苔で半日陰で乾燥気味な環境を好む苔です。

低地や山地の腐葉土のたまった林の中には白緑色の半球状の塊になって生え、雨の当たりにくい大木の根元には大きな群落となり広がるように密生して生えています。

特に杉やヒノキなどの植林地で見かけることが多く、逆に保水力のあるブナなどの広葉樹林では見かけることの少ない苔と言えます。

ホソバオキナゴケの好む環境を観察してみると他の苔が好むような湿度の高い樹林帯よりも風通しの良い薄明かりが差し込むような場所であることがわかります。

ホソバオキナゴケ

乾燥気味の状態では白緑色が強くなりますが、縮れなどの形状的変化がない為、苔庭や盆栽、苔玉に人気がある苔です。

しかし、その反面多くの場所で取り尽くされた感があり、まとまった群生を見つけるのは昔に比べると難しくなった気がします。

乾燥気味のホソバオキナゴケ
ホソバオキナゴケの拡大写真

ホソバオキナゴケが白くなるのは枯れ?

ホソバオキナゴケは乾燥すると他の苔よりも色合いの変化が顕著で、真っ白に見えることもあります。

これはギンゴケの先端の白い部分と同じで、葉緑体を含まない細胞で構成されている透明尖(とうめいせん)を多く持ち合わせているからです。

透明尖(とうめいせん)は必要以上の光の吸収を抑えることにより苔体内の温度上昇を抑え、蒸れを抑止する効果があるとされています。

よってホソバオキナゴケが白くなっても枯れているのではありませんので心配はいりません。

逆に水分不足を気にし過ぎて過度な水やりを行うと蒸れにより本当に枯れてしまうこともありますので注意しましょう。

多くの苔は枯れると茶色く変色します。その変化はホソバオキナゴケでも同じですのでホソバオキナゴケが茶色く変色するようになったら枯れているのかもしれません。

ホソバオキナゴケの育て方と増やし方

茎は2〜3cm程度ですがコロニーの厚みが増してくるとそれ以上になることもあります。

用土は畑土に水はけを良くする川砂、これに樹皮培養土を少量混ぜると良いでしょう。

杉などの根元や倒木に好んで生えてくる性質もあるので近所に杉林などがある場合には、枯れた枝や倒木を刻んだウッドチップを混ぜ込むのも良い方法です。

まき苔法では手でほぐして重ならない程度にまき、薄く目土をして十分に押さえます。

移植法では小さな塊をピンセットなどで少し隙間を空けてやると綺麗な半球状の形になり、時間はかかりますが起伏のあるマットができます。

ホソバオキナゴケは小さく生育も遅いので過湿気味にするとゼニゴケやタチゴケなどの強い苔が生えてくるので取り除き、水やりは控えめにしましょう。

ホソバオキナゴケ
ホソバオキナゴケ
ホソバオキナゴケの拡大写真

ホソバオキナゴケ

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