苔玉の作り方と管理

苔玉の育て方 大切な3つのこと日当たり・水やり・風通し

2020年12月27日

苔玉の育て方 大切な3つのこと日当たり・水やり・風通し

苔玉

 

苔玉をいつまでも綺麗な状態で育てるために大切なことは日当たり・水やり・風通しです。

この3つの要素をしっかり守って管理することで苔玉を長く楽しむことができます。

それぞれの要素に対してどのような管理をしていけば良いのか上手に育てるコツをまとめました。

 

日当たりを意識した苔玉の育て方

苔は暗くじめじめした場所を好むという印象が強いことからか苔玉育成に対してあまり日当たりを意識していない人が多いようです。

苔玉育成に対して強力な光は必要ないですし、夏の直射日光が当たるような場所も避けるべきです。

しかし、育成環境の光が弱過ぎると苔が育つことができません。

苔玉がいつまでも鮮やかな色合いを保てるのは苔が光合成を行い元気に育っている状態だからです。

苔玉を育てるということは苔の光合成を活発にしてあげることなのです。

苔玉を上手に育てるには屋外の明るく風通しの良い場所を選ぶか、室内に置く場合には窓際などの明るい場所を選ぶようにしましょう。

窓辺に置く際の注意点は季節によって置く場所の環境が変わってしまうことを意識しておくことです。

初夏には苔玉にとって最適な日光量や気温であっても真夏になると暑過ぎたり、日光が強すぎることもあります。

強すぎる日光は苔が葉やけを起こしたり、蒸れて枯れてしまうことがあります。

森林の林床のように柔らかい日差しが差し込むような環境が苔の育成には最適な明るさとなります。

室内に苔玉を置いていて上手く育っていない時には朝のうちの数時間ほどでも日の当たる場所に移動してあげるか、LED照明を設置して光を当ててあげると上手く育つようになります。

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苔玉の水やりは湿度を意識する

苔玉の水やりは苔玉を持って軽くなったと思ったら水を与える。

方法としてはバケツなどに水を張り苔玉を沈め、気泡が出なくなったらしっかり水を吸い込んだ証拠なので取り出す。

このような方法が一般的に知られています。

基本的な水やりはこの方法で間違いないのですが、苔玉を綺麗に育てるための水やりにはさらに一工夫必要になってきます。

それが苔の周辺の湿度を意識することです。

苔玉の中心部にはしっかり水を吸い込んでいても苔玉の周りが乾燥してしまうことがあります。

確かに中心部に水分を含んでいれば苔玉に埋められた植物はその水を根から吸い育つことができます。

しかし、苔は乾燥すると光合成ができません。

光合成は水と二酸化炭素から成長のためのエネルギーを作り出すものです。

通常の植物は根を使い土から水分を吸い上げて蓄えることができますが、苔は空気中の水分を吸収して利用するため、乾燥すると一気に水分を失います。

根からの水分吸収がないので乾燥しやすい。

逆に水分過多になると蒸れて傷んでしまいやすい。

これが多くの植物とは違う苔の特徴です。

このような性質から極論をいえば苔は土がなくても育ちます。

苔玉では土から根を使って水分を吸い上げるわけではなく、土に水分を保っておくことでその周辺環境の湿度を高めに維持することが目的です。

よって密閉した容器の中なら苔玉に水分を蓄えていればその環境の湿度は高くなりますので苔は水分不足にならなくなります。

苔ボトルや苔テラリウムの管理方法がこの性質を利用したものです。

ガラス蓋などで密閉した容器に苔を入れて育てることで常に湿度を高めに保つことができ、苔がいつも生き生きしている状態を保つことができます。

逆に風通しがよく日当たりの強い場所では苔玉に水分を含んでいても周りの苔は乾燥しやすくなってしまうということです。

そのような環境で苔の水分を保つために有効な方法が霧吹きです。

苔が朝露を浴びるようなイメージで霧吹きをしてあげると苔は水分を維持して光合成を活発に行うようになります。

乾燥状態とは反対に高温になると苔は蒸れないように水分を蒸発させて乾燥状態になります。

しかし、湿度が高過ぎすと水分を蒸発させることができずに苔の体内で蒸れてしまい細胞が破壊されてしまいます。

気温(日光の熱量)と水やりにはとても大切な因果関係があることをおぼえておきましょう。

意外と知られていない風通しの大切さ

苔玉

 

苔は湿度を好みますが、高温多湿に対しては苦手な面があります。

高温多湿を避けるために大切な管理が風通しです。

苔ボトルなどのように密閉した容器で育てると上手く育つなら風通しよくするより密閉して育てた方がいいのでは?というような疑問が出るかもしれません。

確かにその方法でも苔はうまく育ちます。

しかし、苔玉に植えてある植物の種類によっては密閉した空間を嫌う植物もあります。

また、苔玉は土を丸めている分、通常の苔育成よりも保水力が強いため少しの気温の上昇ですぐに蒸れてしまうことが多いのです。

よって定期的に屋外に出して風を当ててあげると元気に育つようになります。

気温が低めの時は冷えて傷んでしまうため湿度も低めに保つ。

光合成に適した気温の時は湿度は高め保つ。

30℃を超えるような気温の時には蒸れてしまうため湿度は低め保つ。

このように気温に合わせて苔玉の湿度調整をしてあげることが上手く育てるコツです。

その湿度調整を行うすべが風に当てることなのです。

苔玉に使う苔によって育成難易度は違う

最後にもう一つ、これはそんなに気にすることではないかもしれませんが、知っておいて損はないので書いておきます。

育て方が極端に違うわけではありませんが、厳密に言えば苔玉に使用している苔の種類によって育成難易度は変わってきます。

街中に生える苔と山の中に生える苔が違うように苔の仲間でも好む環境が違います。

苔玉によく利用されるハイゴケやシノブゴケ、アラハシラガゴケなどでもハイゴケは街中から低山まで広い範囲で見られるのに対してシノブゴケなどはある程度標高がある場所で見かけます。

シノブゴケなどが街中で見られないのは空気に含まれる成分の違いや好む気温の違い、好む湿度の違いなどがあります。

そのような理由からハイゴケと比べると高温や乾燥に弱いことが考えられます。

よって同じ環境でもハイゴケを使用した苔玉ならうまく育つけれどシノブゴケを使用した苔玉だと調子を崩すようなこともあります。

これは苔の種類による適応できる環境範囲の違いです。

あくまでも参考情報ですので、どのような苔でもうまく育つような環境管理ができれば特に気にすることはないことかもしれません。

苔の育て方まとめ

・大切なことは日当たり・水やり・風通し。

・苔玉を光に当てないと光合成が出来ない。

・強すぎる直射日光は苔玉に良くない。

・苔玉に水分を含んでいてもコケが乾燥していたら霧吹きで水を与える。

・夏の暑い時間帯など蒸れの心配があるときには水を与えないで乾燥させる。

・水やりは光合成が活発になる気温の時に行う。

・苔は湿度を好むが高温多湿には弱い。

・蒸れを防ぐ意味でも風通しの良い管理を心がける。

 

今回は苔玉の育て方についてご紹介しました。皆様の苔玉育成の参考にしていただけると幸いです。

 

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