苔の魅力に気づき、苔を育ててみたいと思ったけれども、いざ苔育成となるとどのように始めればいいのだろう?
そんな疑問は誰しも持つはずです。そんな苔育成初心者の方でも上手に苔を育てられるように苔の育て方と日常管理を勉強していきましょう。
苔育成は手間がかからないのが魅力!?
苔は非常に丈夫な生き物ですので育成に対して、過保護になることもありませんし、毎日時間をかけて世話をしてあげる必要もありません。
そんな手間のかからないところが苔育成の魅力の一つでもあり、近年ブームとなっている理由の一つでもあるのかもしれません。
しかし、いくら丈夫な苔でも生き物である以上、育成に適した環境というものがあり、その環境を維持してあげる為にも苔を育てるための知識と日常の世話は必要となってきます。
苔を元気に長持ちさせるための育て方(育成条件)について見ていきましょう。
苔が好む環境を知ること
コケブームの煽りを受けてか最近ではいろいろな種類のコケを使った苔育成が人気となっています。
その育成スタイルも様々で、苔庭から苔盆栽、苔ボトルに苔テラリウムなど苔の持ち合わせる環境適応能力の高さを生かして好みに応じた育成を楽しんでいるようです。
始めやすさや日常管理の容易さなどから見ると苔ボトル・苔玉・苔盆栽・苔テラリウム・苔庭などの順に人気があるようです。
しかし、コケは大好きだけれど「すぐ枯れてしまう」「変色してしまう」「しおれてしまう」といった苦い経験をした方も多くいるようです。
それは園芸などに用いられる草花と違い、苔育成に関する書籍が極端に少なく、苔の性質や育て方がわからないまま管理されている方が多いからではないでしょうか。
ご存知のようにコケはいろいろな場所に自生しています。自生しているということは、その場所がコケにとって住みやすい環境だということです。
その住みやすい場所から違った場所に移動すると枯れたり、変色してしまうことが多くあります。
苔を枯らさずに長く苔育成を楽しむコツ
コケを枯らすことなく長くコケ育成を楽しむにはいくつかのコツがあります。
そのコツを大きくまとめると
- 自生していた場所と比較的類似した環境をつくること
- 管理する場所の近くに自生している地元のコケを使うこと
- どんな環境にも比較的強いコケを使うことです。
以上の3点がポイントになり、このコツをしっかり理解しておくことで苔が枯れたり、変色してしまうようなトラブルは減ってくるはずです。
苔選定のコツを理解したら、次は実際に苔を上手に育てるための方法を関連記事よりご確認ください。
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