
苔を買える店はどこ?実店舗では少ない?
ホームセンターには苔玉はあるが苔はあまりない?
通販は種類も多く苔を買うのにおすすめ?
こんな苔を買えるお店に関する疑問についてご紹介いたします。
苔を買える店はどこ?実店舗では少ない?
苔を実際に手に取って選びたいと思っても、実店舗で安定して手に入る場所は驚くほど少ないのが現実です。
園芸店や花屋でも、観葉植物や多肉植物は山ほど並んでいますが、苔だけを目的に来たお客さんはまず見かけません。
その結果、店側も在庫を抱えるリスクを避けるため、苔の取り扱いを最小限に抑えているのです。
盆栽専門店と和風庭園ショップ
最も確実なのは、全国に点在する盆栽専門店です。
ここでは山苔やスギゴケを小袋やトレーに入れて販売していることが多く、特に老舗の店になると産地にまでこだわった良質な苔を置いています。
ただし価格は街の園芸店より明らかに高く、100gで1500円以上することもあります。
また、盆栽を買うついでに苔も一緒に、というお客さんがほとんどなので、苔だけを目的に来店すると少し気後れしてしまう雰囲気もあります。
観光地の苔寺周辺にしかない特別な店
京都の西芳寺(苔寺)や鎌倉の明月院、埼玉の長瀞など、苔の名所として知られる場所には必ずと言っていいほど小さな土産物屋や植物店があります。
ここでは観光客向けにスギゴケやホソバオキナゴケをカップに詰めたものが300~800円程度で売られています。
見た目も可愛らしく、すぐに持ち帰って飾れるよう工夫されているため、旅行の記念に買うには最適です。
ただし種類は極めて少なく、ほぼ決まった数種類しか置いていません。
また観光シーズン以外は閉まっている店も多いため、いつでも買えるとは限りません。
植物園や森林公園の売店
大きな植物園や森林公園の中にある売店も、意外な穴場です。
特に国立の植物園や地方の森林公園では、自生している苔を採取して小分けにしたものを販売していることがあります。
価格も比較的良心的で、時には研究員が育てた珍しい苔に出会えることもあります。
ただし売店自体が小さく、開いている時間も限られているため、運が大きく左右します。
アクアリウムショップに並ぶのは別世界の苔
ペットショップやアクアリウム専門店には、確かに「苔」と書かれた商品がたくさん並んでいます。
しかしここで売られているのはウィローモスや南米ウィローモス、リシア、フレームモスなど、水中で育てる水苔類です。
見た目は確かに苔らしいのですが、庭やテラリウムで使う陸上の苔とは全くの別物です。
空気中に出すとすぐに枯れてしまうため、間違えて買わないよう注意が必要です。
結局のところ実店舗は極めて限られる
以上のことを総合すると、苔を確実に実店舗で買おうと思ったら、盆栽専門店か苔の名所周辺の土産物屋か植物園の売店、この三つにほぼ絞られます。
それ以外の場所では、季節限定で少しだけ置かれるか、そもそも取り扱いがないかのどちらかです。
しかも欲しい種類が置いてある保証はどこにもありません。
近所で気軽に苔を手に入れたいという願いは、今のところほとんど叶わないのが実情なのです。
ホームセンターには苔玉はあるが苔はあまりない?
ホームセンターへ行くと、春や秋の園芸シーズンになると必ずと言っていいほど「苔玉」が並びます。
小さな観葉植物や山野草を丸く美しい苔で包んだもので、価格も300円から800円程度と手頃で、インテリアとしても人気があります。
一見すると「ここで苔が手に入る」と思ってしまうのですが、実際にはそう簡単ではありません。
苔玉は完成品であり、苔そのものではない
店頭に並んでいる苔玉は、あくまで完成された商品です。
苔は植物の根元を覆う役割を果たしており、剥がして別の場所に使うことはできません。
しかも使われている苔の量はほんのわずかで、10cm四方にも満たない程度です。
自分で苔庭を作ったり、大きなテラリウムに敷き詰めたりするには到底足りません。
見た目の可愛さに惹かれて買っても、苔そのものを入手したことにはならないのです。
季節商品コーナーに並ぶ苔玉の種類
苔玉が置かれるのは、たいてい観葉植物コーナーか季節商品の特設コーナーです。
売られているのはミニサボテン苔玉、フィカス苔玉、豆盆栽苔玉など、すでに形が整えられたものばかりです。
苔の種類もほぼ決まっていて、山苔と呼ばれる緑の濃いスギゴケ系のものがほとんどです。
たまに白っぽい苔を使ったものもありますが、それも特別に仕入れてきた完成品で、苔だけ別売りされているわけではありません。
袋入りやトレー入りの単体苔はほぼ存在しない
ホームセンターで「苔だけ」を探そうとすると、まず見つかりません。
土コーナーにも、肥料コーナーにも、テラリウム資材コーナーにも、苔単体の商品は置いていないのが普通です。
一部の非常に大型の店舗では、まれに「苔シート」という名称でロール状のものが売られていることがあります。
しかしそれも人工芝のような培養土に苔を貼り付けたもので、自然の生きた苔とは全く違います。
水をやると緑に見えるだけで、数ヶ月もすれば色褪せてしまいます。
水槽コーナーの苔は陸上では使えない
ホームセンターのペットコーナーには、アクアリウム用の水苔がたくさん並んでいます。
ウィローモス、リシア、ジャイアント南米ウィローモスなど、名前も立派です。
パッケージにも「苔」と大きく書かれているため、つい手に取りそうになります。
しかしこれらは水中でのみ生きられる種類で、陸上に出すと数日で枯れてしまいます。
庭や盆栽、テラリウムに使おうと思って買っても、まったく役に立ちません。
結局ホームセンターで苔そのものを手に入れるのは難しい
以上のことから、ホームセンターは確かに苔玉や苔っぽい商品は豊富に揃っていますが、自分で自由に使える生きた苔そのものを購入できる場所ではないのです。
季節限定で可愛い苔玉が並ぶのは嬉しいことですが、苔を育てたり敷いたりする目的なら、ここではほとんど期待できません。
店員さんに聞いても「苔だけは扱っておりません」と答えが返ってくるのが、現在のホームセンターの標準的な状況です。
通販は種類も多く苔を買うのにおすすめ?
実店舗をいくら回っても欲しい苔が見つからない、そんなときに頼りになるのがインターネット通販です。
画面越しとはいえ、ここ数年で苔を専門に扱うお店が驚くほど増え、今では日本で手に入るほぼすべての種類が揃うようになりました。
しかも産地や育てやすさ、色味の違いまで細かく選べるため、目的にぴったり合う苔に必ず出会えます。
驚くほど豊富な種類と産地の選択肢
通販サイトを開くと、スギゴケだけでも「京都産」「岩手産」「奥多摩産」「信州産」と産地が分かれ、それぞれに特徴が丁寧に書かれています。
ホソバオキナゴケなら濃緑タイプと薄緑タイプ、ハイゴケなら山取りと培養もの、タマゴケに至っては普通サイズとジャンボサイズまであります。
さらにはヒノキゴケ、シラガゴケ、フウリンゴケ、ホウオウゴケ、コツボゴケなど、実店舗では一生出会えないような珍種まで普通に並んでいます。
一度に20種類以上を比べながら選べる環境は、他では絶対に味わえません。
初心者でも失敗しにくい工夫された商品形態
最近の通販店は、ただ苔を摘んで送るだけではありません。
トレーに植え付けてあるもの、ネットに貼り付けてあるもの、岩や流木に巻き付けたもの、霧吹きだけで育てられるよう加工されたものなど、さまざまな形を選べます。
特に「培養シート」と呼ばれるものは、薄いスポンジ状の土台に苔がびっしり生えていて、届いたその日から敷き詰めたり貼り付けたりできるため、初めての人にも大変好評です。
枯れにくいよう保湿材と一緒に丁寧に梱包されている点も、見逃せません。
価格は実は実店舗と大差ないかむしろ安い
一見すると送料がかかるため高く感じますが、実際にはそうでもありません。
100gで800円~1500円程度が相場で、観光地の土産物屋と同じかむしろ安い場合がほとんどです。
しかも3000円以上買えば送料無料の店が多く、複数種類をまとめて注文すると単価がさらに下がります。
実店舗を何軒も回るガソリン代や時間を考えれば、結果的に通販のほうが圧倒的に経済的です。
季節や天候に左右されずいつでも新鮮な苔が届く
夏の暑い時期や冬の寒い時期、実店舗では苔が傷むため置かなくなります。
しかし通販専門店は保冷剤や保温材を駆使し、苔が弱らないよう徹底的に管理しています。
クール便を使い、梱包にも工夫を凝らしているため、真夏でも真冬でも新鮮な状態で手元に届きます。
欲しいと思ったその瞬間に注文できるのも、大きな魅力です。
写真と説明が詳しいため失敗が少ない
商品ページには複数のアングルからの写真が掲載され、拡大して葉一本一本まで確認できます。
育て方のポイントや日当たり条件、相性の良い植物まで丁寧に書かれているため、買ってから「思っていたのと違う」ということがほとんど起こりません。
レビューも豊富で、実際に使った人の写真がたくさん載っているので、イメージが湧きやすいのも通販ならではの強みです。
明らかに通販が最も現実的な選択肢
種類の豊富さ、価格の手頃さ、届くまでの確実さ、失敗の少なさ。
どれを取っても通販が圧倒的に優れています。
苔を本気で楽しもうと思ったとき、今の日本で最も現実的で確実な方法は、間違いなくインターネット通販なのです。