庭や外壁のコンクリートなどに苔が生えないようにするには?

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庭や外壁のコンクリートなどに苔が生えないようにするには?

庭に苔が生えないようにするには?

外壁などのコンクリートに苔が生えないようにするには?

苔を完全に除去する事はできない?

こんな庭や外壁に苔駆除と生えないようにする方法についてご紹介いたします。

庭に苔が生えないようにするには?

苔を完全にゼロにすることは難しいですが、発生を極端に抑えることは十分に可能です。

大切なのは、苔が嫌がる環境を積極的に作っていくことです。

薬剤に頼る前に、まず庭全体の条件を変えることを考えてみてください。

日当たりと風通しを根本的に改善する

庭が暗いままでは、いくら掃除をしても苔はまたすぐに戻ってきます。

混み合った樹木は思い切って間引いてください。

特に常緑樹の枝が地面近くまで垂れ下がっている場合は、枝下高を1.5m以上は確保したいところです。

北側に植わっている大きな樹は、根元から透かし剪定するか、場合によっては伐採も検討する価値があります。

直射日光が地面に届くようになると苔の勢いは目に見えて衰えます。

土をアルカリ寄りに保つと効果が長続きする

苔は酸性を好むため、定期的に石灰を撒くだけで大きく抑制できます。

春と秋の年2回、苦土石灰またはカキ殻石灰を1㎡あたり50~100g程度まんべんなく撒いてください。

軽く土と混ぜるだけで十分です。

また、有機質堆肥や腐葉土、バークチップは分解する過程で土を酸性化してしまうため、多用は控えめにします。

化成肥料も窒素が多いと苔を喜ばせるので、リン酸・カリ分が多めのものを選ぶと良いでしょう。

水はけを良くして乾燥時間を増やす

水が溜まりやすい場所は、まず土を掘り返して砂や赤玉土を混ぜ込みます。

庭全体が低い場合は、盛土をして高さを出すのも効果的です。

小さな範囲なら、苔の多い部分だけでも表土30cmを全部取り替えてしまう手もあります。

砂質土に変えるだけで、翌年には見違えるほど苔が減ります。

地面をできるだけ露出させない

芝生やグランドカバーが途切れ途切れになっているとそこに苔が入り込みますので、芝生は密に管理し、抜けた部分はすぐに補植してください。

グランドカバーを使う場合は、ヒメイワダレソウやクラピア、ディコンドラなど、葉が密に茂る種類を選びます。

土がむき出しになる場所には、化粧砂利や瓦チップを厚めに敷き詰めるのもおすすめです。

白っぽい砂利だと熱を反射して、さらに乾燥しやすくなります。

落ち葉やゴミを徹底的に取り除く習慣をつける

落ち葉が積もったまま冬を越すと、春にはその下に苔の絨毯ができてしまいますので、秋のうちに毎日でも掃除をしてください。

植え込みの中や石の隙間も竹箒や小さなブロワで丁寧に掃除します。

冬の間に地面をきれいにしておくだけで、翌年の発生量が半分以下になることも珍しくありません。

物理的に苔の定着を防ぐ方法も有効

庭石や置き石がある場合は、年に一度は動かして裏側も掃除してください。

ウッドデッキの下は湿気がこもりやすいので、格子状のスノコを敷いて風を通します。

コンクリートやインターロッキングの目地に砂が詰まっていると苔の温床になるので、目砂を取り除いて空隙を確保しておきます。

こうした細かな手入れの積み重ねが、実は最も効果を持続させる秘訣です。

これらの対策を組み合わせれば、苔は「ここには住みにくい」と感じて、別の場所を探しに行きます。

一度環境を変えてしまえば、あとは年に数回の軽いメンテナンスで十分にきれいを保てるようになります。

外壁などのコンクリートに苔が生えないようにするには?

コンクリートに生える苔は、庭の土とは少し性質が違います。

表面がざらついて湿気が残りやすい場所に、緑や黒のまだら模様が広がっていくのは見るに堪えないものです。

ここでは外壁や塀、基礎部分など、コンクリート面を長くきれいに保つための実践的な方法を順を追って説明します。

雨がかかる量をできるだけ減らすのが基本

雨水が直接壁に当たると表面はいつも湿った状態になります。

軒先を長く出す、庇を後付けする、テラス屋根を設置するだけでも、ずいぶん違います。

雨樋の位置が悪くて水が壁を伝っている場合は、樋の向きを変えたりチェーンを付けたりして、壁に水がかからないように工夫してください。

北側の壁は特に雨が乾きにくいので、できる限り雨よけを充実させると効果が顕著です。

塗装で表面を苔の嫌がる性質に変える

最近の外壁塗料には、苔やカビを寄せ付けない機能を持つものが数多く出ています。

光触媒塗料は日光に当たると汚れを分解し、雨で洗い流す仕組みです。

超撥水のシリコン系やフッ素系塗料は水を弾く力が強く、水玉が転がるように落ちていきます。

塗り替えのタイミングが来たら、必ずこうした高機能塗料を選んでください。

下塗りには浸透性のシーラーを使うと、コンクリートの細かな孔を埋めて水の侵入を防げます。

植栽は壁から十分に離して配置する

木の枝が壁に触れていると、そこから常に湿気が伝わります。

最低でも1.5m、できれば2m以上離して植えてください。

ツル性の植物を壁に這わせるのは絶対に避けます。

落ち葉が壁にへばりつくと、それが苔の栄養源になるだけでなく、壁面の乾燥を妨げます。

植え込みのすぐ横にコンクリートがある場合は、防草シートと砂利でバッファーゾーンを作ると良いでしょう。

定期的に高圧洗浄で胞子を流してしまう

苔が目立つ前に2~3年に一度は高圧洗浄をしてください。

家庭用の高圧洗浄機でも十分に効果があります。

水だけで洗うのがコンクリートには最も優しい方法です。

薬剤を使う場合は、必ず中性または弱アルカリ性のものを選び、すすぎをしっかり行ってください。

洗浄後は完全に乾燥するまで数日置くと、次に胞子が付いても発芽しにくくなります。

表面の質感を滑らかにしておく

新築時や塗り替え時に、コンクリートの打ちっぱなし部分をクリア塗装で保護すると、表面がツルツルになって苔が付きにくくなります。

既存のざらついた壁でも、研磨して滑らかにしてから撥水剤を塗布すると、同じような効果が得られます。

細かな凹凸が少ないほど、水が残りにくく、胞子が引っかかりにくくなるのです。

基礎部分の通気性を確保する

基礎コンクリートの上に土が盛ってあると、そこから湿気がじわじわと伝わってきます。

基礎の上端から30cm以上土を離し、砂利を敷いておくと湿気の上がり方が大きく変わります。

換気口が土で埋まっている場合は、すぐに掘り返して空気を流してください。

床下の湿気が外壁に伝わるのを防ぐだけで、北側の苔が劇的に減ることがよくあります。

これらの方法を組み合わせれば、コンクリート面は驚くほど長期間きれいなまま保てます。

一度しっかり対策しておけば、あとは年に一度の目視チェック程度で十分です。

苔を完全に除去する事はできない?

結論から言えば、苔をこの世から完全に消し去ることは現実的には不可能です。

理由はとても単純で、苔の胞子は空気中を常に漂っているからです。

ここではなぜ完璧なゼロ状態が難しいのか、その本質的な理由を丁寧に紐解いてみます。

胞子はどこにでも存在している

苔は種子ではなく、極めて小さな胞子で増えます。

その大きさは数ミクロンから数十ミクロンしかなく、肉眼ではまったく見えません。

風に乗って何キロも運ばれることも珍しくなく、都会のビルの屋上にも普通に降り注いでいます。

たとえ庭を完全にコンクリートで覆ったとしても、空から降ってくる胞子を防ぐことはできないのです。

わずかな隙間さえあれば発芽する

胞子は驚くほど生命力が強いです。

コンクリートの微細なひび割れ、石と石の1mmの隙間、塗装のわずかな傷、これだけの空間があれば十分に発芽できます。

一度水分が補給されると、数日で緑の点々が現れ始めます。

完全に平滑で隙間のない表面を作ることは、家庭の庭ではほぼ不可能に近いと言えるでしょう。

乾燥しても死なない種類が多い

多くの苔はカラカラに乾いても死にません。

細胞が脱水状態になり、活動を停止するだけです。

そこに再び水がかかると、数時間で元の姿に戻ります。

高圧洗浄や熱湯をかけて一時的に取り除いても、残った細胞が生きていればまた復活してしまうのです。

地下や奥深くに潜んでいる

庭の土の中、数センチから数十センチの深さに苔の断片や胞子が潜んでいます。

表土を全部取り替えたつもりでも、少しでも残っているとそこから再発生します。

石の裏側やコンクリートの内部にまで入り込んでいる場合もあり、目に見える部分だけ除去しても根本解決にはなりません。

気候そのものが苔を応援している

日本の梅雨から秋にかけての高温多湿は、苔にとって理想的な季節が半年近く続きます。

この時期に胞子が飛来し続け、条件さえ揃えばどこでも発芽する環境が整っているのです。

海外の乾燥地帯ならともかく、日本の気候では苔の活動を完全に止めることは難しいのが現実です。

人間が暮らす限り湿気の発生は避けられない

人が生活している限り、庭があるということは、どこかで水を使う場面が出てきます。

散水、洗濯物の干し場、雨樋からの水漏れ、エアコンの室外機の排水、これらがすべて小さな湿気の源になります。

こうした日常のちょっとした水気が、苔にとっては十分なきっかけになるのです。

完璧を求めるよりも上手な付き合い方を

苔をゼロにすることにこだわりすぎると、強い薬剤を使いすぎて土を痛めたり、庭全体の生態系を壊したりしかねません。

むしろ発生を最小限に抑え、目立たない程度にコントロールする方が、庭を長く楽しむためには賢明です。

完全に消すことはできないけれど、ほとんど気にならないレベルまで減らすことは十分に可能なのです。

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