苔盆栽剪定のやり方は?伸びすぎた時のカットの方法とは?

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苔盆栽剪定のやり方は?伸びすぎた時のカットの方法とは?

苔盆栽の魅力のひとつは、手をかけすぎなくても自然な姿を保ちやすいことにあります。

とはいえ、育てているうちに苔が思いのほか伸びてしまったり、一部が傷んで見た目が気になりだすこともあるでしょう。

そんなときに必要なのが、適切なトリミング(剪定)の知識です。

苔盆栽に剪定は必要なのか

苔は基本的には剪定作業が必ずしも必要というわけではありません。

しかし、部分的に茶色くなった葉を取り除いたり、葉先が茶色くなっている場合にカットしたりすることで常緑の美しい状態を維持することができます。

一般的な樹木の盆栽と違い、苔そのものに樹形をつくるような大がかりな剪定は必要ありません。

ただ、放置していると鉢の縁からはみ出したり、盛り上がりすぎて景観を損ねることがあります。

多すぎる苔は水はけを悪くしてしまったり、反って美観を損ねることにもなります。

こうした状態を整えるためのトリミングは、苔盆栽の管理において大切な作業のひとつです。

剪定に使う道具

苔が茶色くなったら、先端の細いハサミやピンセットを使ってトリミングします。

苔は非常に細かい植物ですので、先端が鋭く精度の高い作業ができる園芸用の小ばさみが適しています。

家庭用の工作ハサミでは刃が太すぎて苔を傷めてしまったり、思った通りに切れなかったりするため、できれば苔専用またはそれに近い小型の園芸ハサミを用意しておくとよいでしょう。

ピンセットは、茶色くなった葉の除去や細かい部分の調整に欠かせない道具です。

剪定(トリミング)のやり方

カットを始める前にまず鉢を少し離れたところから眺めて全体の形を確認しましょう。

どの部分が伸びすぎているか、どこに傷んだ葉があるかを把握してから作業に入ると仕上がりが自然になります。

茶色くなった部分の取り除き方

茶色くなった葉をハサミやピンセットで取り除くことで、常緑のきれいな状態を保つことができます。

茶色い部分は生育が衰えたか枯れた箇所であるため、放置していると見た目が悪くなるだけでなく、周囲の健康な苔の通気性を損なうこともあります。

ピンセットで丁寧につまんで引き抜くか、ハサミで根元近くから切り取るようにしましょう。

伸びすぎた苔のカット

苔が鉢の縁を超えて広がったり、盛り上がりすぎて形が崩れてきた場合には、ハサミで水平に刈り揃えます。

苔の配偶体の先端(成長点)部分にハサミを入れ、切り出した葉先の塊をそのまま用土の表面に載せて指で押さえるようにすると土に触れた箇所から仮根が伸びて短く詰まった苔を自然に生やすことができます。

そのような理由から、切り取った苔をそのまま捨てるのではなく、鉢の中の薄いところや別の容器に再利用することもできます。

切り方のコツとしては、苔の自然な盛り上がりの輪郭を意識しながら、一気に大きく刈り込むのではなく、少しずつ形を整えるように進めることです。

一度に切りすぎると表面の緑色の部分がなくなり、下層の枯れた茶色い層が露出してしまいます。

常に表面に緑が残るように深く切り込みすぎないよう注意してください。

種類別の注意点

苔盆栽に使われる苔にはさまざまな種類があり、剪定の際にも種類の特性を意識することが大切です。

主に盆栽や観賞用、苔玉に用いられるのは数種類です。

ホソバオキナゴケ(山苔)はこんもりとした半球状の形が特徴で、茎は2〜3cm程度ですがコロニーの厚みが増してくるとそれ以上になることもあります。

この苔は成長がゆっくりであるため、切りすぎると回復に時間がかかります。

形を整える際は、全体の丸みを損なわないように表面をなでるように軽くカットするにとどめるのが賢明です。

ハイゴケは這うように横へ広がる性質があるため、鉢の縁からはみ出しやすいです。

はみ出した部分はハサミで切り落として問題ありませんが、土の上を覆っている部分をあまり強く刈り込むと鉢土が露出して乾燥しやすくなるので注意が必要です。

剪定後の管理

剪定や切り揃えを行った後は、霧吹きで優しく水を与えて苔を落ち着かせましょう。

剪定後は風通しが良い半日陰に移動させてください。

直射日光が強く当たる場所では、切り口から乾燥が進みやすいため避けたほうがよいです。

また、夏場など水を与えすぎた状態だと蒸れてしまい黒っぽくなってしまいますので、風通しの良い所で日中の水やりは避けて管理します。

剪定後も同様に管理場所の環境には気を配ってください。

剪定を繰り返すことで苔の状態が安定し、美しい景観が長く保たれるようになります。

苔盆栽は急いで大きく手を加えるよりもこまめに少しずつ整えていくことが、長く楽しむためのコツです。

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