苔盆栽をライトで育てる際の距離は?LED照明の選び方と照射時間

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苔盆栽をライトで育てる際の距離は?LED照明の選び方と照射時間

苔盆栽を室内で育てていると、「なんだか元気がない」「色が薄くなってきた」と感じることがあります。

その多くの原因は光不足にあります。

苔は「暗くてじめじめした場所に生えるもの」というイメージを持つ方が多いのですが、実際に苔が自生している森の中を訪れてみると意外なほど明るいことに気づかされます。

暗い場所には苔はほとんど生えておらず、木漏れ日が差し込むような明るさを好む種類が多いのです。

苔に必要な光の明るさ

苔の種類によって最適な明るさは異なりますが、苔盆栽や苔テラリウムで一般的に使われる種類をまとめて考えると、「明るい日陰」が適切な環境です。

照度の数値で言うと1,000〜5,000ルクスがその範囲にあたります。 

室内の環境というのは、人間の目には十分明るく見えても植物にとっては光が大幅に不足していることが珍しくありません。

そのような場所でも苔盆栽を楽しみたいときに頼りになるのが、LED照明による補光です。

ライトと苔盆栽の距離について

LED照明を使う際に最もよく問われるのが、「ライトをどのくらいの距離に設置すればよいか」という点です。

距離が近すぎると光が強くなりすぎたり、熱がこもったりするリスクがあり、逆に遠すぎると十分な光量が届きません。

一般的な目安としては、容器と照明の間は10cm程度の距離を保って設置するのが望ましいとされています。 

この距離はあくまで基準であり、使用するライトの出力や種類によって適切な距離は変わってきます。

近すぎると光が強すぎて葉焼けを起こすことがあり、遠すぎると十分な光量が届かず成長が遅れることになります。

ある植物育成ライトのメーカーによると苔テラリウムへの使用では「Midモード」で高さ30cmから光を当てると約1,400ルクスになり、苔の適正照度である1000〜2,000ルクスの範囲内におさまります。

また、容器のフタにLEDをぴったりとくっつけた状態では熱が内部にこもるため、フタとLEDの間は5cm以上離すよう推奨されています。

厳密に管理したい場合には、照度計を使って実際の数値を確認しながら位置を調整するのが確実です。

苔の置いてある場所の照度が1000〜2,000ルクスの範囲内に収まるようにライトの強さと距離の両方を調整するのが理想的です。

LED照明の選び方

苔盆栽に使用するLED照明を選ぶ際には、いくつかの点を押さえておくと選択が楽になります。

まず出力と光量について、薄暗い環境でも植物が育つためには最低でも1,000〜1,500ルクスの照度が必要とされており、LEDライトはその照度を十分に補えるうえ、強い熱を持たないため植物への負担が少なく、電気代も抑えられることから植物育成用として特に適しています。

次に光の色(波長)の問題があります。

植物の光合成に必要な光は可視光線の中でも赤色と青色の光であり、それぞれ異なる効果をもたらします。 

「フルスペクトルLED」と呼ばれるタイプは太陽光の7色の波長を再現したものや青と赤の光に特化した紫色の光を放つタイプなど、さまざまな種類があります。 

苔盆栽に使う場合は、太陽光に近い自然な波長を持つフルスペクトルタイプか演色性(Ra)の高いものを選ぶと苔の緑色も美しく見えるため、観賞用としても優れています。

また、近年の植物育成用LEDライトには野菜や多肉植物を育てることを目的とした製品も多く、苔には光が強すぎるものもあります。

強すぎる光は苔育成には適さないため、苔向けに適した出力のものを選ぶ必要があります。

形状や設置方法についても確認が必要です。

吊り下げ式のライトは照射範囲が広く、レールに複数のライトを設置する方法も一般的です。

クリップ式やスタンド式はコンパクトで扱いやすいものの、植物との適切な距離を保てるよう注意が必要です。

タイマー機能が内蔵されていない製品でもコンセントタイマーを別途組み合わせることで自動点灯・消灯の管理が可能になります。

照射時間の目安と管理方法

光を当てる時間も苔盆栽を健康に育てるうえで距離と同じくらい重要な要素です。

苔の場合、1日8〜10時間を目安にライトを点灯させておくことが推奨されています。 

業界の実績からは10〜13時間が最適とされており、太陽光であれば6時間程度で事足りますが、人工光は光量が劣るため、より長い照射時間が必要です。

また、18時間を超えないようにすることが多くの専門家から推奨されています。

植物には昼と夜のリズムが必要であり、成長期にあたる春と秋は12〜14時間、冬は8〜10時間というように季節に応じて照射時間を調整することも効果的です。

そのような照射時間の管理について毎日手動でライトのスイッチを操作するのは手間がかかります。

そのような時にはプログラムタイマーを使えば曜日ごとの細かな設定も可能になり、苔のリズムに合わせた自動管理ができるので非常に便利です。 

苔盆栽を複数管理している場合や外出が多い方にとってもタイマー管理は欠かせない手段といえるでしょう。

プログラムタイマーで毎日自動オンオフが可能

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