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苔が枯れる理由

   

苔が枯れる理由

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苔が枯れる

苔は非常に環境適応力に優れ、どのような場所でも生きていけるイメージを持たれがちですが、苔もコケ植物と言われるように植物である以上、光合成を行いますし枯れることもあります。



苔と言うとジメジメした日陰を好む植物と思われている方も多いようですがその思い込みが苔を枯らす原因の一つとなることもあります。

種類によって好む湿度や日当たりの良さに多少の違いはありますが、苔は基本的には日の光が当たる場所に好んで生えています。

逆に高い草木が鬱蒼と茂っているような一日中暗い場所には苔は生えていません。その理由はもちろん苔も植物なので光を受けて光合成を行うために日の光が当たらない場所では生きていけないのです。

半日陰や木漏れ日の差し込むような場所を好み、一日中直射日光が照りつけるような場所は避けているようなところがジメジメした日陰を好むようなイメージを作り上げているのかもしれません。

苔の生える場所

地図上で言えば熱帯地域から極寒地域まで標高で言えば高山から海岸まで、環境で見れば山深い大自然から都会のビルの狭間までと海と砂漠を除いた世界中のどのような場所でもほんのわずかでも育成環境に適した場所があればそこに苔は生息しています。

直射日光が長時間当たる乾燥した場所に適応した種類の苔もありますが、多くの苔は空気中の湿度が常に高い状態に保たれる渓谷や林内に好んで生息しています。

特に日中霧が立ち込めるような熱帯地域の森には旺盛な苔の生育が見られ、林床から木の幹や枝まで森内のほとんどが苔で覆われているような錯覚さえ覚えされられる蘚苔林が広がっています。

維管束植物などと違い苔は空気中に適度な湿度が保たれていないと乾燥してしまい光合成ができないのです。

そのために条件が整う場所を選んでいるのですが、そのことを知らずにただ水分だけを与え続けても結果的に腐らせてしまうこともあるのです。

蒸れて枯れる苔

高温多湿による蒸れも苔には大敵とされています。苔は寒さや暑さといった自然環境の変化には強いのですが人為的に作り出された環境には適応できないことがあります。

その典型的な例が多湿状態で高温にさらされてしまうことです。真夏の日中は強い光が当たり高温になることも多いですが、そのような時に苔は乾燥して自ら葉を閉じるようにしています。

しかし真夏の日中などに、暑いから萎れないようにと気を使い水をあげてしまうと苔は無理矢理水分を吸わされて葉を開いてしまううえに高温で茹だってしまうのです。

そのような状態になると白くなって枯れてしまいますので注意しましょう。考えてみると分かるとは思いますが、自然界では強烈な直射日光を浴びながら雨が降ることはないはずです。

雨が降る時には空一面に雲が広がり日の光を遮るもので、高温多湿の直射日光こそ人為的に作られた環境と言って良いでしょう。

真夏の日中の水やりは百害あって一利なしですので真夏はやや乾燥気味に育てるようにしましょう。苔は維管束植物と違い乾燥にはめっぽう強いことを覚えておきましょう。

また苔は環境適応力が高いので乾燥にも多湿にも強いのですが急激な環境の変化には流石に限界を感じることもあるようです。

乾燥と多湿を短時間で繰り返すような極端な環境の変化ではカビが生えたりして枯れてしまうこともあります。このことも先に述べた高温多湿と同じで自然界で起こり得る範囲の変化には順応できるのですが人為的に作られた環境には適応できないことが多いのでしょう。

そう考えると世話の焼き過ぎは逆効果であり放っておくくらいの方が元気に育ってくれるということになります。

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