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苔が小さい理由

   

苔が小さい理由

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苔むす森林

多くの植物は光合成に必要不可欠な太陽の光を得るため、他の植物に負けないように高く、大きく成長する知恵を身につけました。



そんな中、苔植物はあえて小さくなる道(小さいままの姿)を選んだと言えるのではないでしょうか。何故苔は小さくても生きていけるのか、そんな苔が生き抜いてきた理由に触れていきましょう。

苔の大きさ

小さい小さいと言われている苔ですが苔の仲間には私たちの想像を超える大きさの苔もあり、その苔はニューギニアやニュージーランドに生えるドウソニア・スペルバと呼ばれる苔で60cmを超えるものもあります。

一方で世界最小として知られている苔はカゲロウゴケと呼ばれる苔で全長1mm程度しかありません。

このように苔の仲間でもその大きさにはかなりの違いがありますが、多くの苔は全長10cm以下で葉の長さは数ミリ程度のものがほとんどです。

このような理由からシダ植物や種子植物などと光の奪い合いをしても勝てる見込みはありません。そこで苔が選んだ生存方法がシダ植物や種子植物が生えることの出来ないような場所に生えることだったのです。

苔特有の小さな体を利用して岩や樹皮の割れ目、倒木や切り株の上、石垣やブロック塀などちょっとしたスペースでもあればそこで生きていけることが苔の特徴なのです。

また苔には栄養を吸収する根がない為、生育に土が不要であることや仮根でいろいろなものの上に活着できることも育成場所を広げることに役立っています。

密集する苔

苔はその体の大きさから育成場所を選ばなくてもいいというメリットがある反面、小さい故に環境の変化に弱いと言ったデメリットも持ち合わせています。

そのようなデメリットを補うために苔は密集して生えるようになりました。自然の中で見かける苔は単独ではなく、必ず集団で密集して生えています。

日当たりの良い乾燥しやすい場所に生える苔は個体が密生したコロニーを形成する傾向が強く、一方で湿り気のある林床に生える苔や水辺に生える苔は隙間が多く個体が緩く結びついた感じのコロニーを形成します。

生息環境や苔の種類によって密生の仕方に違いはありますがいずれにせよある程度の密生には意味があります。

仲間同士が集まることで水分を保ちやすく、雨風にさらされても流されたり飛ばされたりし難いなどのメリットがあり、さらに子孫を残すために行う生殖では個体同士が近ければ近いほど受精しやすいのです。

このようなことを理解しておくと苔を育てる上でその種の苔がどのような環境を好むのか、育成にはどのくらいの湿度が必要なのかなどが何となく見えてくるはずです。

ギンゴケのように葉が小さく密に集団を形成するような苔は乾燥に強く、ハイゴケなどのように葉が大きく、密生度が低い苔にはそれなりの湿度が必要となってます。

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